オフィスホワイトニングの薬剤を比較!ホワイトニングジェルの種類や成分を紹介

オフィスホワイトニングは、薬剤の種類や成分には違いがあるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
どの薬剤が自分に適しているのかを知ることで、より安心してホワイトニングを受けられます。
この記事では、オフィスホワイトニングで使用される薬剤の成分や濃度を比較しながら、選び方のポイントを紹介します。
さらに自宅でできるホームホワイトニングとの違いもわかるので、オフィスホワイトニングについて悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

Oh my teeth
マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。
目次
オフィスホワイトニングの薬剤の主成分は?

オフィスホワイトニングで利用される、薬剤の主成分は「過酸化水素」です。
過酸化水素には、歯の表面に付着した汚れや色素を分解し、歯を白くする効果があります。オフィスホワイトニングは濃度が30~35%前後のため、比較的効果が高いことが特徴です。
この薬剤の濃度の高さが、効果を実感しやすい理由の一つになります。
濃度が高い過酸化水素は、即効性があるため、短時間で明るい白さを手に入れたい方に人気です。
オフィスホワイトニングの薬剤を5種類比較

オフィスホワイトニングは、それぞれ薬剤の濃度などが違います。
5つの薬剤を比較すると、特徴は以下です。
オフィスホワイトニングの種類 | 過酸化水素濃度 | 最終薬液のpH | 薬剤に含まれる 添加物 |
---|---|---|---|
オパールエッセンスBOOST | 24~35% | 7.7 | pH調整剤 |
ホワイトエッセンスホワイトニング プロ | 19〜24% | 7.0〜8.5 | 炭酸塩 |
ティオン オフィス | 23% | 5.0〜8.0 | 光触媒 |
ピレーネ | 3.5% | 6.0 | 光触媒 |
松風ハイライト | 35% | 3.7〜4.0 | 助触媒、促進剤 |
それぞれの違いを比較して、自分の目的に合った薬剤を選ぶことが重要です。たとえば、濃度が高いものほど効果が早く現れやすくなります。
ただし歯が敏感な方は、低濃度のものが適している場合もあるでしょう。
pH値が異なることで、施術中の快適さや歯への影響も変わるため、薬剤の特徴を把握して最適な薬剤を選んでください。
オパールエッセンスBOOST

特徴 | ・過酸化水素が24%で即効性が期待できる薬剤 ・歯への負担を抑えられる ・レジン重合用照射器で均一にホワイトニング効果を実感 |
承認時期 | 2017年 |
過酸化水素濃度 | 24~35% |
最終薬液のpH | 7.7 |
漂白作用のある添加物 | pH調整剤 |
添付書類指定の照射器 | レジン重合用照射器 |
引用:https://www.ultradent.jp/products/categories/whitening/in-office/opalescence-boost
オパールエッセンスBOOSTは、オフィスホワイトニングで利用される薬剤の一つです。
この薬剤は、高濃度の過酸化水素とpH調整剤が含まれるため、短時間で目に見えるホワイトニング効果が期待できるでしょう。
特にレジン重合用照射器を使用することで、歯全体にムラなく均一に施術が可能です。
オフィスホワイトニング薬剤として、効果の速さと安全性のバランスが優れている点が魅力だといえます。

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ホワイトエッセンスホワイトニング プロ

特徴 | ・ジェルを使った施術で効率よくホワイトニングが可能 ・ホワイトエッセンスが自社開発した薬剤 ・広範囲でも一度に処理がしやすい照射器 |
承認時期 | 2018年 |
過酸化水素濃度 | 19〜24% |
最終薬液のpH | 7.0〜8.5 |
漂白作用のある添加物 | 炭酸塩 pH調整剤 |
添付書類指定の照射器 | ホワイトニング用多歯照射器 |
引用:https://www.whiteessence.co.jp/we-officewhitening/
ホワイトエッセンスホワイトニングは、「炭酸塩」を含むジェルを使った光照射によって施術を行います。この炭酸塩には、過酸化水素の酸化作用を強化する作用があるため、歯全体のホワイトニング効果を高めます。
さらに、ホワイトニング用の多歯照射器を使用することで、広範囲でも一度に処理が可能です。
ホワイトエッセンス株式会社が8年かけて開発したホワイトニング材で、持続的なホワイトニング効果が期待できる点が魅力です。
ティオン オフィス

特徴 | ・日本の歯科企業が開発した薬剤 ・光触媒で短時間で歯を白くする ・歯に優しいpH値 |
承認時期 | 2010年 |
過酸化水素濃度 | 23% |
最終薬液のpH | 5.0〜8.0 |
漂白作用のある添加物 | 光触媒 |
添付書類指定の照射器 | レジン重合用照射器 |
引用:https://www.gcdental.co.jp/tion/product/
ティオンオフィスの薬剤は、日本の歯科企業(豊田中央研究所)が開発した、信頼性の高いホワイトニングです。
「光触媒(ひかりしょくばい)」を使用しながら光を当てることで、過酸化水素の分解を加速させ、短時間で歯を白くできます。
過酸化水素濃度23%という強力な漂白効果を持ちながらも、pH5.0〜8.0の範囲で、歯に優しい設計がされています。
効率性と安全性を考慮されたバランスのよい薬剤なので、はじめてのオフィスホワイトニングにもおすすめです。
ピレーネ

特徴 | ・低Hp値でエナメル質を傷つけず、歯や歯肉に優しい ・着色を効率的に除去できる ・自然な白さを取り戻せる薬剤 |
承認時期 | 2016年 |
過酸化水素濃度 | 3.5% |
最終薬液のpH | 6.0 |
漂白作用のある添加物 | 光触媒 |
添付書類指定の照射器 | レジン重合用照射器 |
引用:https://www.nissin-dental.jp/archives/products/4707
ピレーネは、過酸化水素濃度3.5%という低濃度でありながら、光触媒の働きでしっかりとしたホワイトニング効果を発揮します。
低濃度のため、エナメル質を傷つけることなく、歯の自然な白さを取り戻せる点が特長です。
また歯が敏感なタイプの方も利用しやすく、長期間にわたって白さを持続したい方に向いています。
ほかのオフィスホワイトニングと違い、比較的低刺激な薬剤です。
松風ハイライト

特徴 | ・短期間で効果がわかりやすい ・歯のエナメル質に作用しやすいpH値 ・助触媒と促進剤がホワイトニング効果をUP |
承認時期 | 1998年 |
過酸化水素濃度 | 35% |
最終薬液のpH | 3.7〜4.0 |
漂白作用のある添加物 | 助触媒、促進剤 |
添付書類指定の照射器 | レジン重合用照射器 |
引用:https://www.shofu.co.jp/pickup/whitening/hilite.html
松風ハイライトは、35%の高い過酸化水素濃度のホワイトニング薬剤で、特に短期間で効果を求める方に向いています。
効果が高い理由は薬剤に含まれる「活性酸素」の働きが関係していて、効率よく歯の着色を漂白することが可能です。また、助触媒と促進剤の働きにより、ホワイトニング効果がさらに高まり、施術後の歯の白さが長く持続します。
オフィスホワイトニングに通う時間がなかったり、1回ですばやく効果を得たい方におすすめの薬剤です。
オフィスホワイトニング薬剤の選び方のポイント

オフィスホワイトニングの薬剤を選ぶ際には、目的や予算などいくつかのポイントを押さえることが大切です。
歯への負担や治療時間などを考慮しながら、自分に合った薬剤をみつけましょう。
効果で選ぶ
ホワイトニングの即効性を重視する方には、高濃度の過酸化水素を含む薬剤がおすすめです。
たとえば、短期間で明確な白さを求めるなら、過酸化水素濃度が20~30%前後の薬剤を使っているホワイトニングがよいでしょう。
効果的な薬剤を選択すると、1回の施術でも見た目が変化して、歯が明るくなり印象もよくなります。
歯への負担で選ぶ
歯が敏感な方やエナメル質を保護したい方には、低濃度の薬剤が適しています。
低濃度でも、回数を重ねて少しずつ施術すれば、理想の歯の白さに近づくでしょう。
即効性が高いものは歯へ負担をかけやすいので、歯の健康を大切にしながらホワイトニングを続けたい方には優しい薬剤を選んでください。
知覚過敏のリスクから選ぶ
オフィスホワイトニングの施術中や施術後は、歯が敏感になるため、知覚過敏などのリスクがあります。
心配な方は、pH値が歯にやさしく調整された薬剤を選ぶのがよいでしょう。
歯への負担を軽減しつつ、快適にホワイトニングができる薬剤を選択すると安心です。また、自宅で行うホームホワイトニングなら、よりマイルドなケアができるため、知覚過敏が心配な方にとっては理想的です。
費用で選ぶ
オフィスホワイトニングの費用は、薬剤の種類や施術方法によって異なります。
どのクリニックで施術するか、またどれくらいの期間通うのかで、金額は変わります。費用を重視する場合は、治療期間や効果の持続性を考慮しつつ、長期的にコスパのよい薬剤を選びましょう。
治療時間で選ぶ
仕事や家事で忙しい方には、短時間で効果を発揮する薬剤が向いています。短い施術時間で済む薬剤を選ぶことで、簡単にホワイトニングを取り入れられます。
また通院回数を少なく済ませたい方にも、短時間で効果が現れる薬剤は便利です。オフィスホワイトニングの特徴を確認しながら、自分にあったものを選びましょう。
忙しくて時間がない方は、好きな時間に自分のペースでケアできる、ホームホワイトニングも選択肢の一つです。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングどっちがいいの?

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングには、それぞれにメリットとデメリットがあります。
どちらが自分に合っているかを選ぶ際には、施術のスピードや費用なども考慮することが大切です。
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | |
メリット |
・歯科医院に通うため時間の調整が必要 |
・オフィスに比べると低コストでできる |
デメリット |
・濃度が高くて歯への刺激が強い |
・濃度が低くて歯の刺激が優しい |
どちらを選ぶかは、それぞれのライフスタイルや理想の目標によって変わります。
即効性を求めるならオフィスホワイトニングで、手軽さや継続的なケアを重視するならホームホワイトニングが適しているでしょう。
オフィスホワイトニングに関するQ&A
ここでは、オフィスホワイトニングでよくある質問とその回答を紹介します。
日本のオフィスホワイトニングの濃度は?
日本でのオフィスホワイトニングに使われる薬剤は「過酸化水素濃度」で、一般的に30%程度が主流です。
この高濃度の薬剤によって、短時間で効果的なホワイトニングを可能にしています。
歯のホワイトニングで使われる成分は?
ホワイトニングでよく使われる成分は「過酸化水素」や「過酸化尿素」です。
これらの成分は、歯の表面に付着した色素を分解しつつ、歯を白くする効果があります。
過酸化水素は、特にオフィスホワイトニングで使用されることが多い成分です。
オフィスホワイトニングに使用する薬剤は安全?
オフィスホワイトニングには、専門的な知識と技術が求められるため、比較的に安全性が確保されている施術です。
施術中に使われる薬剤も、適切な濃度と施術方法で使用されるため、安心して受けられます。
ただし、施術後に一時的な知覚過敏が生じることがありますので、気になる方は事前に歯科医に相談することをおすすめします。
オフィスホワイトニングの薬剤を比較して自分にあった方法をみつけよう
オフィスホワイトニングの薬剤は、それぞれに特徴があり、効果のスピードや歯への負担が違います。短期間で効果を実感できるのは、高濃度の薬剤なので、早く白くしたいという方にも向いています。
また歯が敏感な方は、低濃度のものがおすすめ。歯への負担を軽減しながら、長期的に白い歯に近づけられるでしょう。
オフィスホワイトニングは即効性がありますが、自宅でできるケアとして、ホームホワイトニングも効果的な選択肢です。
自分のライフスタイルや歯の状態に合った方法を選び、理想の白い歯を手に入れましょう。