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最終更新日:2025年7月22日

受け口の矯正費用はいくら?値段相場と保険適用・医療費控除について解説

受け口 矯正 アイキャッチ

「受け口を治したいけれど、どれくらい費用がかかるの?」
そんな疑問を抱えていませんか?

受け口(反対咬合)の矯正は、症状の程度や治療方法によって費用に大きな差が出ます。

この記事では、受け口矯正の費用相場を治療法別に詳しく解説し、保険適用の条件や医療費控除といった公的支援制度も紹介します。

受け口の治療を始める前に知っておきた費用の情報を網羅しているので、金銭面で不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

受け口矯正の費用相場は30万~170万円

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受け口(反対咬合)の矯正にかかる費用は、治療方法や症例の複雑さによって大きく異なります。

一般的なケースでは、約30万~170万円が費用の目安です。たとえば、マウスピース矯正は比較的軽度な症例に適しており、費用相場は30万~100万円程度。

ワイヤー矯正は幅広い症例に対応可能で、60万~170万円ほどが相場です。さらに、顎の骨格そのものに原因がある場合は外科的処置が必要となり、治療費が大きく跳ね上がることもあります。

また、矯正治療には装置の費用だけでなく、カウンセリング料や検査・診断料、毎月の調整料、保定装置料などの諸費用も含まれるため、総額での見積もり確認が重要です。

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受け口の矯正にかかる費用は、治療法によって大きく変わります。ここでは、代表的な3つの矯正方法ごとに、おおよその費用相場とその特徴を解説します。

矯正方法

対応できる受け口

費用目安

期間目安

マウスピース矯正

軽度〜中度

60万〜100万円

1〜3年程度

ワイヤー矯正

中度〜重度

60万〜170万円

1〜3年程度

外科的矯正治療

重度

140万〜400万円(保険適用で50万〜65万円)

2〜4年程度

※ここで紹介する程度別の矯正方法はあくまでも目安です。歯並びは一人ひとり異なり、適切な歯科矯正方法を知るには歯科医師による診断が必要です。

ワイヤー矯正の費用:60万~170万円

ワイヤー矯正の費用目安は60万~170万円ほどで、歯を1本ずつ確実に動かしたい中〜重度の受け口に適しています。 歯の表側または裏側にワイヤーを装着し、歯列全体を立体的に動かすため、適応範囲が広く、重度の受け口にも対応可能です。

表側矯正は見た目が気になる一方で比較的費用は抑えられます。裏側矯正は目立ちにくいものの費用は高くなる傾向があります。

詳しくは「ワイヤー矯正の費用 」で解説しているのであわせてご覧ください。

マウスピース矯正の費用:30万~100万円

マウスピース矯正の費用は30万〜100万円が目安です。 透明なマウスピース型装置を装着する方法で、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際にストレスが少ないのが特徴です。見た目に配慮しながら軽〜中度の受け口を治したい人に向いています。

軽度な受け口に適しており、日常生活への影響が少ない一方で、装着時間(1日20時間以上)の自己管理が必要なため、本人のモチベーションが結果に直結します。

詳しくは「マウスピース矯正の費用」で解説しているのであわせてご覧ください。

外科的矯正の費用:140万~400万円(保険適用の場合あり)

外科的矯正は顎の骨格に原因がある重度の受け口に対して有効な治療方法です。

140万~400万円ほどの費用がかかりますが、「顎変形症」と診断されると保険適用で50万〜65万円に抑えられます。 歯列矯正による歯の移動だけではなく、顎の骨を外科手術で調整する必要があるため、治療期間も2〜4年と長めです。

治療へのハードルは高いですが、見た目や噛み合わせの根本的な改善が期待できます。

とはいえ、費用が不安で矯正に踏み出せない方も多いかもしれません。

Oh my teethでは、通院負担の少ないマウスピース矯正を提供しており、初回の診断は無料。料金も明確で、事前にしっかり説明を受けられるため、安心して始めやすいのが特徴です。

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受け口矯正の費用内訳!矯正器具以外に何が含まれる?

トータルの値段を把握するのは必須!費用がかかるフェーズを覚えておこう

受け口の矯正にかかる費用は「装置代」だけではありません。さまざまな追加費用が発生するため、総額を把握しておくことが大切です。

診断料や調整料が別途加算されるケースもあるため、あとから予算オーバーになることも考えられます。ここでは、受け口矯正にかかる主な追加費用を4つ紹介します。

① カウンセリング・精密検査・診断料

治療前にかかる費用として、5,000〜5万円程度が目安です。

初回相談(カウンセリング)は無料のところもありますが、精密なレントゲン撮影や歯型採取などを伴う診断には費用が発生します。

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② 抜歯や虫歯治療などの事前処置費用

受け口の矯正を始める前に、虫歯や歯周病の治療や抜歯が必要な場合は、それらの治療費も別途必要です。

抜歯が必要なケースでは、1本あたり数千円〜1万円程度(保険適用)かかります。 また、虫歯治療は症状によって費用が異なり、小さな詰め物で済む軽度の虫歯は1本数千円〜、神経の治療が必要な重度の虫歯は1〜2万円程度が目安です。

「矯正の前処置」として見落としがちな費用ですが、負担も大きくなるため見積もり時に費用を確認しておきましょう。

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③ 毎月の調整料・観察料

歯科矯正は矯正装置の調整や進行確認のために、通院が必要な場合も多く1回あたり3,000〜5,000円かかる場合があります。

通院頻度は月1回程度で、治療期間が長いほど累積額も大きくなるため、全体費用に占める比重は意外と高めです。

④治療後の保定装置(リテーナー)料

保定装置(リテーナー)は矯正後の歯並びを安定させるために必要な装置で、2〜5万円程度が一般的です。

矯正で動かした歯は、そのまま放っておくと元の位置に戻ろうとする性質があります。 後戻りを防ぐために一定期間、保定装置(リテーナー)を装着し、歯を固定するのが「保定期間」です。

保定期間は通常1〜2年程度で、最初の半年〜1年は1日20時間以上の装着が推奨され、その後は夜間のみの着用に移行します。

矯正の成功を長く維持するために、リテーナーの使用は欠かせない工程です。

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受け口矯正の費用負担を軽くする2つの公的制度

困っている女性

矯正治療は高額になりがちですが、条件を満たせば公的制度を利用でき、費用を賢く抑えられます。

ここでは受け口矯正における、「保険適用」と「医療費控除」の2つの制度について解説します。

① 保険適用になるケース(顎変形症など)

「顎変形症」と診断され、外科手術をともなう矯正が必要と判断された場合は、保険適用の対象です。

これは、見た目の改善ではなく「噛み合わせの機能改善」が主目的である場合に限られます。

保険が適用されると、自由診療で140万〜400万円ほどかかる外科的矯正が、自己負担3割で50万〜65万円程度に抑えられるのが一般的です。対象になるかどうかは、医師による精密な診断が必要です。

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② 医療費控除で税金の還付を受ける

年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告で一部が所得控除され、税金の還付が受けられます。

矯正治療も「治療目的」であれば控除の対象になります(美容目的の矯正は対象外)。

対象となる費用には、装置代、診断料、調整料、通院交通費(電車・バス)なども含まれるため、領収書は必ず保管しておきましょう。

会社員の方でも自分で確定申告すれば控除が受けられます。条件に当てはまるか不安な方は、初回カウンセリングで保険・控除の対象について確認しておくのが安心です。

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受け口矯正の費用に関するよくある質問(FAQ)

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ここでは、読者の多くが気になっている「受け口矯正の費用」に関する疑問をQ&A形式でまとめました。

事前に知っておくことで、カウンセリング時の不安を軽減できます。

Q. 子どもの受け口矯正は、大人より安い?

はい、一般的には子どもの方が矯正費用は安く済む傾向にあります。

成長段階で骨格が柔軟なため、比較的シンプルな装置や短期間の治療で済むケースが多いです。

とはいえ、治療時期や方法によっては費用差が大きくなることもあるため、早めの相談がおすすめです。

Q. 提示された見積もりから、追加料金が発生することはある?

追加料金が発生する可能性はあります。

例として、抜歯や虫歯治療、毎月の調整料、保定装置の費用などが別途請求される場合が考えられます。矯正中に装置を紛失・破損した場合も、追加料金が発生することも。

見積もりは「どこまで含まれているか」を必ず確認し、「総額」で把握しておきましょう。

Q. 支払い方法にはどんな種類がある?

一括払いのほか、分割払いやデンタルローンに対応している歯科クリニックも多数あります。

分割払いやデンタルローンを活用すると、月々1万円以下で支払えるケースもあり、費用負担を分散できるのがメリットです。

ただし、分割回数や金利条件によって支払い総額が変わるため、契約前に必ず詳細を確認してください。

Q. 後戻りした受け口の場合、再矯正の費用はいくら?

治療内容によりますが、部分矯正なら10万〜50万円、全体矯正だと再度100万円近くかかるケースもあります。

特に保定装置を使わずに後戻りした場合、新たに治療計画を立てて治療する必要が生じてしまいます。

時間とお金を無駄にしないためにも、保定期間中にリテーナーをしっかり装着することは重要です。

Q. 受け口の矯正は、部分矯正と全体矯正で費用は変わる?

大きく変わります。

部分矯正は動かす歯が少ないため費用も抑えられ、30万〜60万円程度が相場です。一方、全体矯正では噛み合わせ全体を整えるため、60万〜150万円程度と高額になりやすいです。

症状や希望に応じて、どちらが適しているかを歯科医師と相談しましょう。

受け口矯正の費用を知るには、まずカウンセリングでの見積もりが第一歩

「結局、自分の受け口の矯正にはいくらかかるの?」

多くの人が抱くこの疑問の答えとしては、実際に歯科クリニックで診察を受け、治療方針と費用の見積もりを出してもらうのが一番確実です。

初回のカウンセリングで、口腔内の状態や噛み合わせをチェックしながら、治療法の選択肢と見積もりを丁寧に説明してくれるクリニックを探してみましょう。

Oh my teethでは「無料診断」を実施しており、気軽に歯並びの状態をチェックできます。無理な勧誘もなく、歯科医師がしっかり診断してくれるため、費用や治療期間の目安を安心して把握できます。

Oh my teethなら全て無料で受けられる

「まずは自分に矯正が必要なのかを知りたい」という段階でも、気軽に相談できる入り口としておすすめです。

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